FSLogix プロファイルコンテナーの統合
推奨される統合ユーザープロファイル管理ソリューションである Parallels® RAS Console を利用して、FSLogix プロファイルコンテナーの展開、構成、管理を一元的に実行できます。
FSLogix プロファイルコンテナーテクノロジーとは?
強力かつシンプルな FSLogix のソリューションにより、パブリックおよびプライベートクラウドにおける非パーシスタントの Windows コンピューティング環境が実現します。これらは、物理的なデバイスを使用する際に、より可搬性の高いコンピューティングセッションを実現するために活用することができます。
FSLogix のプロファイルコンテナー技術を採用すると、ユーザープロファイルは、FSLogix によりネットワーク上のロケーションにリダイレクトされます。またプロファイルは VHD(X)ファイルに配置され、実行時にマウントされます。ユーザーがリモート環境にサインイン/サインアウトする際は、ネットワークとの間でプロファイルをコピーしてやり取りする方法が一般的です。ただしユーザープロファイルはサイズが大きいことが多いため、ログオンやログオフに要する時間が極端に長くなる場合があります。ネットワーク上にプロファイルをマウントして使用することで、ログオンやログオフの遅延を最小限にとどめることができます。
このテクノロジーは、他のプロファイル管理ソリューションと比較して、より俊敏かつ信頼性が高いため、IT 部門は、ユーザーにより多くのリソースを提供しながら、容易にプロファイルを個別管理することができます。さらに、クラウドキャッシュにより信頼性と可用性の高い環境を作成して、ユーザープロファイルを保護し、リモートプロファイルコンテナーとの接続が失われないようにできます。クラウドキャッシュは、プロファイルコンテナーをオンプレミスまたはクラウドに保存します。
FSLogix プロファイルコンテナーの統合
Parallels RAS Console から、マルチユーザー仮想環境で必要な FSLogix プロファイルコンテナーを簡単に管理および構成できます。
Parallels RAS により、マルチユーザー仮想環境に必要となる、FSLogix プロファイルコンテナーの展開と構成を簡略化できます。Parallels RAS Console は管理者に専用の管理機能を提供し、FSLogix エージェントの展開を自動化します。これにより、レジストリを手動で変更したり、スクリプトを作成したりする必要がなくなり、簡単に設定を実行できるようになります。
プロファイルコンテナーを利用すると、アプリケーションおよびユーザーは、プロファイルがワークロードホストのローカルドライブにあるかのように認識できるようになります。これにより、可視リダイレクションを使用するソリューションで発生する可能性のある、互換性の問題を減少させることができます。
このような機能は、RD セッションホスト、VDI、Azure Virtual Desktop のワークロードに対して、一元的に有効化および設定できます。