増加する VDI ソリューション

Parallels^® Remote Application Server（RAS）は、迅速に展開でき、管理が簡単な VDI ソリューションを低価格で提供することができます。さらにセキュリティの向上、管理の一元化、IT ワークロードの削減を実現します。

ハイパーバイザーの柔軟性

異なるハイパーバイザーの仮想マシン（VM）を同じインフラで管理できます。

Parallels RAS は、Microsoft Hyper-V や VMware ESXi などの主要なハイパーバイザー、および Nutanix Acropolis や Scale Computing HC3 などのハイパーコンバージドインフラをサポートしています。そして、VDI の実装において、究極の柔軟性を提供します。

Parallels RAS を使用することで、組織はマルチクラウドに対応した柔軟な IT インフラを構築できます。その際、オンプレミスや、Microsft Azure、Amazon Web Services（AWS）、Google Cloud などのパブリッククラウドソリューション、またはその両方のハイブリッドからの選択が可能です。

シンプルな VDI 管理

Parallels RAS は、カスタマイズされたテンプレートを使用してオンデマンドで VDI デスクトップを自動的に展開するため、管理者はゲスト VM をその場で作成して展開することができます。IT チームは、テンプレートを作成した後、そのテンプレートを選択して VM の数を入力することで、複数の VM を即座に展開できます。また、一度作成した Virtual Desktop を、必要に応じて複製することもできます。

リンク複製を利用することで、IT チームは、まったく新しい完全な VM を起動する代わりに、既存の VM からすぐに利用可能な仮想ディスクを複製することができます。これにより、複数の仮想マシンが同じソフトウェアのインストールを共有できるため、ディスク領域および展開時間の節約にもなります。

「ACSM-AGAM では、Parallels RAS へのアップグレードが完了した後、仮想デスクトップインフラ（VDI）のセットアップの簡単さとスピードに興奮をおぼえました」

Fabio Calzolari 氏
最高経営責任者（CEO）、Computer Design Srl

Parallels RAS による VDI のメリット

一元化された Azure Virtual Desktop 統合

Parallels RAS では、すべてのワークロードとリソースを Parallels RAS Console に統合して集中管理できます。これにより Azure Virtual Desktop の機能を拡張および簡素化します。IT 管理者は、ウィザードを使用して Azure Virtual Desktop ワークロードおよびコンポーネントを効率的にプロビジョニングし、管理できます。Parallels RAS の展開を Azure Virtual Desktop と統合し、単一のソリューションとしてエンドユーザーに提供できます。

自動的なイメージ最適化

Parallels RAS は、130 以上の組み込みの自動最適化機能を備えており、仮想アプリおよびデスクトップ向けの効率的かつ合理的な配信を実現します。管理者は、サーバーの種類に応じ、VDI、RDSH、または Azure Virtual Desktop のワークロード向けに事前構成されたさまざまな最適化機能を活用できます。また、サードパーティツールに由来するものを含む、事前構成されたスクリプトを使用して、イメージの最適化に要する時間を低減できます。

RDSH および VDI のローカルストレージ配信

Parallels RAS は、SAN などの一元化された共有ストレージを使用するだけでなく、複数の独立した Microsoft Hyper-V ホストのローカルディスクにテンプレートからクローンを展開する機能を提供します。この機能により、複雑な構成の必要性が低減され、1 つのテンプレートで複数のプロバイダーに対応できるようになり、ディスクアクセスが高速化されます。

Microsoft Azure での VDI の配信

Parallels RAS は、VDI プラットフォームとして Microsoft Azure 上で VDI およびリモートデスクトップセッションホスト（RDSH）のワークロードを直接プロビジョニングすることをサポートします。これにより、組織は必要なワークロードをオンデマンドで直接 Microsoft Azure 上に作成、拡張、管理することができ、展開の高速化、管理の簡素化、コストの削減を実現します。ワークロードの自動プロビジョニングおよび自動スケーリングにより、Microsoft Azure 上で実行する際のリソースの可用性とコンピューティングコストの適切なバランスを確保できます。
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動的なストレージ領域の管理

管理者は、RAS テンプレートに基づいて作成される VM の数を事前に設定することで、ユーザーの接続を受け入れるのに十分な VDI インスタンスを提供し、ログイン時間の短縮を図ることができます。IT 部門は、VM が削除されるまでのサーバー上の存続時間を示すアライブタイマーを定義することができます。事前に定義された時間が経過すると、VM はインフラから削除され、VM のために確保されていたストレージスペースが解放されます
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VM プールの管理

VM プールを使うことにより、管理者は、膨大な数のゲスト VM を柔軟に管理できるようになります。IT 管理者は、特定の RAS テンプレートからゲスト VM をベースに複数のプールを設定し、異なるユーザーグループにアクセスを提供することができます。そのため、財務部門用の文書処理ツールやクリエイター用の画像処理ツールなど、グループごとに特定の要件に基づく Virtual Desktop テンプレートを用意することができ、IT 部門のアカウント管理を簡素化できます。

VDI: パーシスタントと非パーシスタント

Parallels RAS には、パーシスタントと非パーシスタントの 2 種類の VDI オプションがあり、組織は、要件に応じて柔軟にモデルを選択できます。

パーシスタント VDI は、各ユーザーのデスクトップが独自にカスタマイズ可能なセッションであり、デスクトップはセッション間で引き継がれます。ユーザーデータは、手動で削除されるまで保持され、どのユーザーセッションでも常に利用可能です。
非パーシスタント VDI は、常に同じ設定の Parallels RAS テンプレートから標準的なデスクトップを作成し、ユーザーがログアウトするか、事前に設定したアライブタイマーが終了すると削除されます。その際、ユーザーデータは一切保持されません。

テストテンプレートウィザード

Parallels RAS のテストテンプレートウィザードを使って VM のテストと展開を自動化し、カスタムビルドされたテンプレートをスムーズに機能させることで、管理者の手作業を減らすことができます。

テストテンプレートウィザードは、ユーザーのログインを行い、十分な Active Directory 権限を持ったユーザーがアクセスできることを確認することに加え、VM の作成から削除までのライフサイクルをシミュレートできます。これにより、管理者はテンプレートが完全に展開可能であるという確証を得ることができます。
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VDI セッション管理

IT 管理者は、デスクトップベースの Parallels RAS Console、およびウェブベースのコンソールである Parallels RAS Helpdesk Tool を使用して、サーバー上で稼働しているあらゆる VDI セッションを管理できます。また、ヘルプデスクは、ハングアップしたプロセスの強制終了、切断、ログオフ、またはユーザーへのメッセージの送信など、コンソールを介して VDI ユーザーを直接サポートできます。

Parallels RAS は Microsoft App-V をサポートしており、1 つのアプリケーションの複数のバージョンが同じマシン上で競合することなく共存できます。
App-V についてさらに詳しく

VDI の代替として、Parallels RAS は、ホスト型デスクトップインフラ（HDI）もサポートしています。

ユーザーの増加に即座に対応

IT 管理者は、RAS テンプレートを構成してゲスト VM をプロビジョニングした後でも、即座に追加のゲスト VM を展開してユーザーの増加に対応できます。この機能では、IT 管理者は Parallels RAS Console から数回クリックするだけで、VDI 環境を即座にスケールアップすることができます。新しいゲスト VM は、事前に設定されたすべての設定を継承し、ユーザーの増加に効率的に対応します。これは、VDI ヘルスケアソリューションをはじめとするさまざまな業界にメリットがあります。