Parallels RAS による Windows 11 キオスクモード

Parallels® Remote Application Server(RAS)は、Windows デバイスの管理機能を提供します。Windows 11 キオスクモードを使えば、Windows マシンをリモートクライアントに変換することができ、PC の管理が容易になりセキュリティが向上します。

拡張された Windows PC のライフサイクル

Windows PC を擬似シンクライアント化することで、ハードウェアの交換コストを削減できます。Windows 7 などの以前の OS を使っているレガシーマシンは、セキュリティ上の脅威となりますが、その交換にはコストがかかります。

Parallels RAS を使用すれば、組織は Windows のレガシーバージョンを使いながらも古い OS のネイティブ機能へのアクセスを制限することができ、仮想アプリケーションを安全に実行できます。管理者は、ユーザーが PC でローカルおよびリモートで実行するアプリケーションを選択できます。

デバイス管理

接続された PC を一元的に管理し、詳細なポリシー設定でセッションと Windows デバイスをまとめて管理できます。管理者は、すべての Windows デバイスのステータスとセッション(起動、再起動、ログオンなど)を確認し、電源サイクルを自動化できます。管理者は、Parallels RAS Console のセッション管理によって、実行中の任意の接続と通信できます。

キオスクモードを有効にして、再起動やシャットダウンなどの電源サイクル機能を無効にすることで、セキュアなアクセスやより高度なカスタマイズを実現できます。キオスクモードでは、ユーザーは管理者によって限定された機能のみを実行することができるため、企業の機密データへのアクセスが保護されます。

リモートアクセス

Windows PC に対し、瞬時に、簡単に、そして安全にリモートアクセスできます。技術者は、シャドウイング(リモートアクセス)によって、Parallels RAS インターフェイスから直接 Windows PC を制御できます。Windows Server にもセッションシャドーイングはありますが、それは Remote Desktop Services(RDS)セッションに限定されています。

Parallels RAS を使用すると、管理者は全機能が有効な Windows デスクトップにアクセスできるようになります。これにより、デバイス上でローカルに実行されているアプリケーションや Parallels RAS から公開されたリモートアプリケーションを制御できます。さらに、管理者は Windows デバイスのログオフ、電源オフ、電源オン、システム設定の変更を行うことができます。