働き方改革と VDI

日本経済の再生に向けた、最大のチャレンジとして議論されている働き方改革。安倍首相が今国会を「働き方改革国会」と名づけるほどまでに、その取組みはいよいよ本格化してきました。少子高齢化が進む中、ワーク・ライフ・バランスを確保し、介護や子育てのみならず、あらゆる人が仕事とプライベートの両立が可能な職場環境を整えることが急務となってきています。

しかし、従業員を抱える企業として、どのように取組みを進めれば良いのでしょう?単に残業時間を減らすだけでは、必ずどこかにそのしわ寄せがきてしまいます。つまり、業務プロセスの見直しや生産性向上への取組みを通して、より短い時間で効率的に成果を上げることこそが不可欠なのです。

働き方改革で重要となる要素のひとつとして、場所や時間にとらわれず快適に働ける環境の整備があげられます。そこで注目を集めているのがテレワーク (リモートワーク) です。効率的で快適なテレワークが行える環境を提供できれば、従業員は場所や時間にとらわれず、柔軟に働くことが可能となります。

ただし、テレワークにおける非常に重要な前提条件として、セキュリティが確保されていること、そして社外であっても業務効率が落ちないことが挙げられます。社外で業務をしている際に情報の漏えいが発生してしまっては、テレワークの普及にブレーキをかける要因になりかねません。また、社内で 1 時間かかる業務にテレワークで 2 時間かかってしまっては、余計に労働時間が増えてしまいます。

こうした前提条件をクリアし、且つシンプルな運用ができるということで、テレワーク環境の整備に最適な手段のひとつとして、VDI (Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ基盤) が注目を集めています。その理由は、VDI を用いると業務で使用する基幹系システムとインターネットを分離でき、業務端末のセキュリティを担保することができるからです。さらに、業務用アプリを管理側から一括配信することができるため、必要なときに必要な端末で必要なアプリを使用することが可能となります。つまり、場所、時間を問わずに、常に社内にいるときと同じような作業環境を整えることができるのです。

「一億総活躍社会」は、積極的に取り組まねば実現できるものではありません。2018 年は大小全ての規模の企業が改めて自社の働き方を振り返り、より柔軟な労働環境を整備していくことになると思います。パラレルスとしても、そのような企業様に少しでも貢献できるように邁進していきたいと考えています。

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